北海道東海大学様
カスタマイズ項目
概要
KNOPPIXで新しい授業を展開
カスタマイズしたKNOPPIXをコンピュータアルゴリズムの講義で使用中。当社はKNOPPIXのカスタマイズCDイメージを提供し、KNOPPIXの特性である再配布自由という形態を利用して学内でCDにコピーして配布した。講義ではKNOPPIXをプログラミングのツールとして利用している。
導入背景
工学部情報システム学科工学部長 教授 上瀧 實 氏
OSS(オープンソースソフトウェア)の活用を、本学の特徴として位置づけたいと考え、Linuxに着目しました。その際、面倒なインストール作業や管理に要するコストが普及の障害となっていました。OSSの利用を高めていくために、既存システムを簡単にオープンソースデスクトップ環境に変えることが可能な、KNOPPIXの導入に解決点を見出し、何人かの先生方の協力を得て、授業への導入を決定しました。
今後もKNOPPIXの利用を、より積極的に進めていきたいと思っています。
システム導入のメリット
KNOPPIXはWindows環境を壊さずに、Linuxが使える点が最大のメリットです。
これによりLinuxを手軽に使えるようになりました。
工学部情報システム学科教授 江副 文臣 氏
MS-DOSの時代には、いくつかの大学が多額の費用をかけて、UNIXの環境で教育をおこなう事でそれぞれの教育環境に差をつけていました。 昨今では、Linuxの普及に伴い、UNIXの環境が以前よりは身近になりましたが、それでも繁雑なインストール作業や難解なコマンド操作など学生がいつでも手軽にUNIX環境に触れられるという事には、程遠いものです。その点、KNOPPIXはUNIX環境を手軽に構築するのに最適でした。
情報系の勉強をする場合、プログラミング言語・プログラミング言語生成系・数学ソフト等、いろいろと揃っていて、学生が教科書や参考書の例題等を好きな時に試してみる事ができるという環境が望ましいと思います。
しかし既に設置されているWindows環境のもとで、そうした理想の環境を整えるのには、非常に困難です。
特に『ほとんどどの人は使わない』ような特殊なプログラミング言語を準備する等というのは、技術的にも費用的にも多くのコストを要します。また、コンピュータがリプレイスされると、環境が変わり、これまで利用していたプログラミング言語が無くなってしまった、という事も起こってしまいます。
そのような事があっても心穏やかでいられるのが、KNOPPIXの効用です。大学では、幅広い教育をおこなうためにも様々な環境を整えることが必要です。KNOPPIXを利用することにより、指導者側としても既存の機器に備わっていない言語を指導するという不満も解消することができます。
情報教育センター講師 サバウ バシレ ソリン 氏
いくつかの授業でKNOPPIXを利用していますが、KNOPPIXをカスタマイズして数学ソフトを追加したことにより、新しい授業の展開ができるようになりました。
『パソコンによる計算法入門』では、数学ソフトとして、Maxima(XMAXIMA)を利用し、数式や図形を含む文書をLaTeX環境で作成したものを、レポートとしてまとめさせるという形で実施しています。使用されるすべてのソフトウェアの使用法を解説し、数学的な意味も押さえておく必要があり、これを短い時間でこなしていかなければならないのですが、計算法をソフトウェアの使い方を通して示すことにより、計算が面倒だからという事で数学を避けようとする学生にも、数学科目の学習に親しんでもらえる効果を生んでいます。
カスタマイズ内容
- アプリケーションの追加
- KNOPPIX3.4をベースにPascal、Fortran、Clispなど授業で利用できる主要プログラミング言語を追加しました。プログラミング言語以外では、オブジェクト指向に基づくSqueak、数式処理をおこなうためのXMAXIMAなどを追加しました。
- デザインの変更
- 講義で使いやすいように、カテゴリ分けしてメニューを整理しました。
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