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東北学院大学様

カスタマイズ項目

概要

日本で初めてのKNOPPIX大規模導入

多くの情報教育向けアプリケーションを収録することで、CD1枚で様々な教科で利用できるようになっている。工学部の学生、教職員(2500人)に配布され、各学科の授業で利用されている。

平成18年度からは、OSレスPCを107台を電子工学科の実習室を新設・導入し、KNOPPIXを活用して電子工学実験などの実習に利用している。

導入背景

電子工学科
助教授 志子田 有光 氏

大学の演習室に縛られない環境を

大学の実習室は常に洗練され、最大限のサービスを学生に提供できるように維持管理しなければならないと考えていました。しかし常に新しい手法の導入するためには、莫大なコストがかかってしまいます。東北学院大学工学部ではこの問題を解決する手法を模索していました。

100人以上にも及ぶ演習をおこなうとPCの画面構成などどうしても違いがでてきます。また、どんなに洗練されたシステムでもトラブルが起こるとその復帰に翻弄されます。KNOPPIXなら同じ画面。トラブルが起こっても「リセットせよ」の一言ですむ強靱なシステムです。むろんPCはリセットすれば良いという認識が定着しては困るのですが、ある面ではこれも大きな利点です。

自宅学習を促進

自宅と学校で全く同じ画面になることもKNOPPIXの利点です。ネットワークで学校にログインし、画面を共通化する、などの技術もありますが、現実的には強靱で、どこでも、だれでも同じ画面、同じ環境を実現できるシステムの方がメリットがあると思います。

OSSでも教育利用では十分機能を満たしている

学生に学校と同じ環境を購入させることは現実的に難しいものです。ワープロや表計算、プログラム開発環境に至るまでそろえることは経済的問題だけでも相当なものです。ではオープンソースのソフトでは機能が足りないでしょうか?実際、初級システムアドミニストレータ試験などの内容でもワープロや表計算の内容はその機能に論点を絞ってあり、特定の市販品に依存しないように配慮されています。現在のオープンソースソフトウエアはワープロひとつとっても良くできています。我々が学生時代に使用した市販のワープロなどとは比較にならないぐらいです。実際現在の学生にこのようなワープロで学習させたあと市販のソフトを使わせると問題なく使いこなすようです。市販のソフトはやはり良くできていて、この順番の移行なら問題なく乗り越えてしまえるようです。

システム導入のメリット

工学部の幅広いカリキュラムにCD-ROM1枚で対応
工学部は電気情報工学科、機械創成工学科、環境土木工学科、物理情報工学科の4つの学科から構成されていますが、 1枚のCD-ROMに全ての学科で利用するアプリケーションを網羅して入れることで、マスタを1枚作ればあとは何枚コピーしても良いというライセンスのメリットを活かしました。 実際に、各学科での授業における利用数は、電気情報工学科(7)、機械創成工学科(5)、環境土木工学科(2)、物理情報工学科(4)となっており 、必要なアプリケーションさえ入れておけば、様々な分野で利用可能であるという導入前の仮説が実証できました。
クリックすると拡大します カスタマイズすることで、
より洗練されたKDEメニュー画面
OSレスPCの活用
電気情報工学科 機械知能工学科 環境建設工学科では、実習室にOSレスキューブ型PCを107台導入して、KNOPPIXと組み合わせて利用しています。 OSレスキューブ型PCの採用によりシステム構築コストの削減と、管理コストの削減を実現しました。 また、PC部品の中では最も故障頻度の高いHDDを利用しないため、故障頻度の低減効果も期待しています。
OSレスPCを採用した実習室OSレスPCを採用した実習室
他教育機関への波及・貢献
東北学院大学では、本学での利用のみならず、この成果を公開し他教育機関への貢献も積極的におこなっています。これまでの工学部としての取り組みから1歩踏み出し、2005年度より東北学院大学産学官連携センターとしてKNOPPIXの教育利用の普及に取り組んでいます。すでに、鴬沢工業高校をはじめいくつかの教育機関での導入支援もおこないました。今後も、教材の共有などの連携・協力を推し進めていきます。
実習風景実習風景

»東北学院大学様Webサイト

Eduカスタマイズ内容

独立行政法人産業技術総合研究所・東北学院大学工学部・株式会社アルファシステムズの3者で共同開発した、学習・教育用途向けのKNOPPIXであるKNOPPIX Eduを学内向けにKNOPPIX EduTGとして作成・配布をおこなっています。

KNOPPIX EduTGは現在、2つのバージョンがあります。

EduTG0.9
KNOPPIX3.3をベースに、それぞれの授業形態に合わせてカテゴリ分けし、学内専用にデザインを変更しました。「各種共通ツール」には、KWriteやコンソール、電卓などすべての演習で共通で使用するものを収録しました。「プログラム演習」には、FORTRANやCASL2、Basicなどが、「グラフィック演習」にはGIMPやBlenderが収録されています。その他「コンピュータリテラシ演習」にOpenOffice.org、「数学演習」にMAXIMA、「電気回路演習」にOreganoを収録しました。また、EduTG0.9をベースにして、Edu2をリリースし他教育機関への普及にも貢献しています。
Edu4TG
KNOPPIX3.7をベースに作成されたEdu4を学内向けにデザインを変更して配布しました。前回のバージョンにMySQLやPICマイコンの開発環境(C言語、PIC実験基盤の回路図)を追加しました。デジタル回路シミュレータTKgateや幾何学作図ツールのKSeg、SHFS機能を収録しています。理工系大学の授業ですぐにそのまま使えるような構成になっています。
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