東北工業大学 情報センター様
カスタマイズ項目
概要
Windowsユーザが違和感なく使える
情報センターの二つの演習室(PC72台+PC112台)において、VMwareのゲストOSとしてKNOPPIXを起動し、WindowsXPとKNOPPIXのデュアルブート環境を提供。SFUとNFSを利用しWindows/KNOPPIX間でのファイル共有をおこない、アカウントの一元管理もおこなった。
また、家庭や学外で利用できることを狙って学生に同内容のCD版を配布した。
パートナー:日立製作所
導入背景(お客様の言葉)
本学では、従来よりC言語などのプログラミング演習においてUNIX系を利用してきました。しかし、UNIXは、学内で環境を整えることは可能ですが、学外で利用することは学生にとって負担が大きく困難なものでした。
そこで、CD1枚でどこでも起動できるKNOPPIXを知り、UNIXからLinuxへと移行を決めました。
平成17年度の演習室システムの更新に向けて、平成16年度からKNOPPIXカスタマイズサービスを利用し、KODAI版KNOPPIXの作成と評価をおこないました。学内での先生方から意見をとりまとめ、新システムでは演習室でVMWareによるデュアルブート、自宅学習用にはCD-ROMを配布することに決定しました。
Windowsに関するシステムは日立製作所が構築し、KNOPPIX部分はそのシステムに連携するように構築しています。
システム導入のメリット
KNOPPIXそのものの特性を活かし、アプリケーションや設定といった固定部分は、学生の操作によるシステム変更に対して、再起動だけで元に戻る堅牢性を実現しました。また、講義中に作成する課題ファイルなど可変部分は、Windowsと共通のファイルサーバを利用することで、ゲストOS(KNOPPIX)とホストOS(WindowsXP)のシームレスなデータ共有が可能になりました。
- アカウント管理の一元化
- WindowsドメインとLinuxのアカウント管理を、Active Directoryのアカウント管理に一元化し、KNOPPIXからはNISにエクスポートした情報を元にファイルサーバへの書き込みなどを制御しました。
- 実習室と自宅学習のシームレスな連携
- 自宅と学内で共通の演習環境を実現することにより、慣れ親しんだ演習環境で課題に取り組むことができるようになりました。加えて、USBメモリへのデータ保存をより簡単におこなえるようにしました。これによって、自宅学習で作成した課題ファイルをUSBメモリに保存して学内で再利用したり提出したりできるようになりました。
- 充実したKNOPPIXからの印刷環境
- 事前にプリンタを登録してカスタマイズすることで、プリンタ設定を不要にしました。また、1グループに1台のプリンタが設置されている環境(PC4台に1台のプリンタ)で、最寄のプリンタを通常利用するプリンタに設定できるよう、カスタマイズをおこない、学生が使いやすい環境にしました。
- 文字コード問題をクリア
- Windowsで作成したC言語のソースファイルをKNOPPIXで開いた場合、文字化けしてしまい使い勝手が悪かったのですが、KNOPPIXカスタマイズサービスにより、文字コード変換ツールをKNOPPIXのデスクトップに置くことで、手軽にSJIS⇔EUCの変換がおこなえるようにしました。
カスタマイズ内容
- KNOPPIX KODAI版1.1−配布用CD版−
- KNOPPIX3.3をベースにC言語、FORTRAN、BASICなどプログラミング環境を充実させました。また、デスクトップ上に文字コード変換用のアイコンをおき、Windowsとのファイル交換が文字化けを起こすことなくできるようにしています。
- KNOPPIX KODAI版−VMware版−
- 上記配布用のKODAI版を学内で利用する形態(WindowsにてVMware上で起動)に合わせてカスタマイズしました。学生は、学内PC(Windows)のデスクトップ上にあるアイコンをクリックすれば、VMware上でゲストOSとしてKNOPPIXが起動します。また、KNOPPIX上に学内サーバの個人フォルダにアクセスできるようなフォルダを作成し、学内で利用する際はいつでもサーバにデータを保存できるようにしてあります。メニュー構成やアプリケーション構成に大きな変更はありません。
- 両バージョンとも、作成したデータを保存しやすいようにUSBメモリを挿せばすぐに書き込めるようにしました。
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