アルファシステムズ社内事例
alpha Teleworker活用によるセキュアなリモートアクセス環境の構築

alpha Teleworkerを社内に導入したことで、これまで顧客の事務所に常駐する管理職社員が勤怠管理など、その都度社内に戻って作業していた業務を、社外から社内に設置された自端末にセキュアにリモートアクセスすることで、非効率性を改善しました。
課題:受託業務時の非効率作業の改善

アルファシステムズの主な業務はソフトウェアの受託開発であり、顧客先に常駐しておこなう受託業務もあります。顧客の事務所は首都圏に多くありますが、常駐する管理職社員から作業の非効率性について指摘する声がありました。

  • 部下の勤怠管理における非効率性を排除したい
  • 社内業務の非効率性を改善したい
  • 勤怠管理等の社内業務の無駄を省きたい
  • 社外から社内の業務フローを円滑に進めたい

そこで、これまでのソフトウェア開発で培ってきたノウハウを活かし、研究開発部門、情報システム部門、情報セキュリティ部門が協力し、リモートアクセスシステムの開発、およびテレワークの導入をすすめました。

研究開発を目的とした試行運用から、全社的な正式運用に移行するに際して、社外利用における情報漏洩リスクに対してどうしても慎重にならざるを得ない部分がありました。このため、先ずは部長以上に限定して試行運用を行い、その結果、運用に問題ないことが確認できたので、利用ガイドラインを整備して係長以上の管理職まで利用者を拡大しました。

構築:情報インフラの整備

専用の認証ゲートウェイサーバを社外のデータセンターに配置しました。これにより、ある拠点で停電やネットワーク障害が起きた場合でも、他の拠点ではテレワークの運用を継続できます。

アルファシステムズネットワーク構成図

アルファシステムズネットワーク構成図

社外から接続するクライアントPCはDVD起動/USB起動の形態を利用したことで、ソフトウェアのインストール等の作業は不要となり、簡単な起動を実現しました。顧客先事務所、出張先ホテル、外出先などでの利用を考えて、各キャリアのデータ通信カードに対応させることで様々なシーンでの利用を可能にしました。

利用者の声

O部長:
「これまで社内でしか利用できなかったシステム(発注状況の確認、採算管理、勤怠報告など)が社外から利用できるようになり、外出先から会社に戻ることなくシームレスに仕事ができるようになった。」

T課長:
「定期報告資料の作成などが高いセキュリティレベルを保ったまま利用できるようになった」

緊急時に柔軟に対応できる、これまで社内でなければ実施できなかった作業を外出先や常駐先でおこなえる、新たな利益時間の創出のできるシステムとして社内で認知され、現在127名の社員が利用しています。

今後の展開

利用者から定期的にアンケートを行うことで、製品に対する追加機能などの要望を抽出し、使いやすいシステムになるよう製品の改良・改善に努めてまいります。