製品特徴
用途別に3種類の製品ラインナップがあります。
環境復元システム
サーバ不要、シンプル構成&安価
こんな方にオススメ
- 20台程度までのPCの環境復元を行いたい
- シンクライアントより安価な仕組みで、
貸出PCのデータを残さないようにしたい - OS/アプリケーションのメンテナンスはほとんど実施しない(WindowsUpdate、ウィルス対策ソフトの更新のみなど)
管理コンソール
環境復元機能、PC集中管理機能
こんな方にオススメ
- PCの環境復元設定や電源制御など管理コンソールで一括管理したい
- PC導入時に、OS/アプリケーションのPC設定を複数台に一括で反映したい
- 期ごと、数か月に1度程度のイメージのメンテナンスを実施
PCキッティング
クローニング機能
こんな方にオススメ
- PCのキッティングにかかる作業時間とコストを削減したい
- 複数台のPCにネットワーク経由でクローニング配信を行いたい
- PCのリカバリーなど個別のPCにUSBメモリを使用してクローニングを行いたい
環境復元システムとは?
PCをシャットダウンまたは再起動することで、PC利用前の環境に復元するシステムです。 次のようなニーズを満たすソリューションとしてご利用いただけます。
- 不特定多数の人が共用するPCにて、 利用者のデータをPCに残したくない
- 管理者の意図しない操作(OSの設定変更等)を利用者が行っても次回起動時に管理者の 指定した環境に戻したい
- マルウェア感染しても 早急に復旧したい
V-Recover ネットワーク版の機能
クライアント一覧
- クライアントの各種状態を一覧画面で確認、管理
- PC状態(起動中、サインインなど)
- 環境復元機能の状態(有効・無効)
- OSバージョン/Windows Update適用状態など
- 導入や増設、PC交換の際にクライアントを簡単登録
- クライアント一覧のCSVインポート
- クライアント側から登録要求の通知
- 指定したネットワークのクライアントを検索、自動登録
電源制御/サインイン
- 一覧画面で選択した複数クライアントに、以下の操作を一括実施
電源ON(WoL起動)/ シャットダウン・再起動 /サインイン・サインアウト - スケジュール実行機能による定期スケジュール設定も可能
- 日々の運用におけるPC起動/シャットダウン運用を効率化
アプリカスタマイズ配信
- 一覧画面で選択した複数クライアントに対し、以下の設定を一括実施
- Windowsの設定変更
- アプリケーションのインストール/アップデート
- アプリケーションの設定変更
パッチ適用支援(Windows Update連携)
- クライアントのWindows Updateについて、自動実行の実施/抑制を設定
- OSにお任せ :常に最新のWindows Updateを適用する運用
- OSの自動実行を抑制:通常運用時はアップデートによるトラブルを回避、 定期メンテナンスでまとめて適用する運用
リモートコマンド実行
- 一覧画面で選択した複数クライアントに対し、 クライアント上のコマンドをリモートで一括実行
- 自作バッチプログラムの一括実施など、メンテナンス時の作業を効率化
クローニング・展開機能
- 構築時のPC一斉展開・PCリカバリ時の再展開で活用
⇒環境復元や一括管理、クローニング機能をオールインワンで実現 - クローニング配信方式
- イメージ配信
- 複数台のPCにネットワーク経由でクローニング配信
ユニキャスト / マルチキャスト配信可能(有線ネットワーク)
※マルチキャスト配信する場合は、途中経路のネットワーク機器がマルチキャスト通信に対応している必要があります。 - Windows Update更新確認、リモートコマンド実行
- PC個別配信
- 配信対象PCをUSBメモリ(クローニング専用OSを格納)で起動・配信
※PXEブートせずに配信も可能。
クローニング・展開機能 〜 中継配信機能
- 配信対象PCを中継機として効率的に配信
- 上位ネットワークでマルチキャストが制限されている
⇒管理コンソールから中継機にはユニキャスト配信、中継機からその他のクライアントにはマルチキャストまたはユニキャスト配信。 - 管理コンソールと中継機の間の帯域が狭い、あるいはネットワークが不安定
⇒中継機まではユニキャスト配信(TCP)、中継機からの配信はマルチキャスト配信(UDP)。
利用ログ収集・出力
- クライアントの利用状況をログとして管理コンソールに収集・保存し、CSVで出力できます。
- 収集項目
- クライアントのホスト名、所属グループ名
- 電源ON/OFFの日時
- ログイン/ログアウトの日時
- ログインユーザ情報
- アカウント名
- フルネーム、所属 ※ドメインユーザの場合
- 種別(直接操作/リモートデスクトップ)
- PC稼働時間、ユーザ利用時間
構成図
(パターン1)専用サーバ不要パターン
- 常時コンソール起動が必要なスケジュール実行機能を使用しない場合にお勧めの構成
- 管理コンソールは、管理者PCの他に、作業用PCや教室PCを一時的に使用することも可能。
(パターン2)専用サーバ設置パターン
- 常時コンソール起動が必要なスケジュール実行機能を使用する場合にお勧めの構成。
- 本システム用にサーバを1台ご用意いただきます。
(パターン3)クラウド基盤構築パターン
- 社外・学外などインターネット経由の際にお勧めの構成。
- クラウド基盤上に管理コンソールを構築します。
(パターン4)社内・学内DMZ設置パターン
- 社外・学外などインターネット経由の際にお勧めの構成。
- 本システム用にサーバを1台ご用意いただきます。
(パターン5)クローニング機能利用パターン(専用サーバ設置)
- 本システム用にサーバを1台用意して、管理コンソールを構築します。
- クローニング機能を利用する場合は、本構成を推奨します。
製品ラインナップ別機能比較
環境復元がメインならスタンドアロン版を導入
スタンドアロン版 機能項目 | 内容 |
---|---|
環境復元 | 利用者のデータ変更をシャットダウンや再起動で変更前の状態に戻す |
復元・非復元振り分け | 管理者ユーザの操作は復元しない(標準ユーザ操作は復元する)など、ユーザ権限で復元/非復元領域を振り分ける |
復元・非復元設定(ドライブ/フォルダ/レジストリ) | 復元対象のドライブや、非復元対象とするフォルダパス/レジストリ配下を設定する |
貸出モード | 環境復元を一時的に無効化することで、PCの貸出中は再起動やシャットダウンしても利用者のデータを保持し、貸出終了後にPCの状態を貸出前の状態に戻す |
自動アップデート・ライセンス更新 | V-Recoverの自動アップデートやライセンスの自動更新をインターネット経由で行う |
管理者復元モード | 管理者ユーザの操作を含むすべての変更を再起動やシャットダウンで復元する |
環境復元の他、PCの一括管理もするならスタンドアロン版に加えてネットワーク版も導入
ネットワーク版 機能項目 | 内容 |
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電源制御/サインイン | 電源ON/OFFやサインイン/サインアウトの操作を一括実施する |
クローニング | イメージを抽出して他のクライアントに複製する。ネットワーク経由で他のクライアントに配信、または外付けディスクを用いて他のクライアントに復元する |
アプリカスタマイズ配信 | OS及びインストールされたアプリの設定変更を一括実施 サイレントインストール対応アプリのインストール実施 |
Windows Update設定・実行 | Windows Updateの設定や設定内容の確認、実行を管理コンソールで一括実施 |
V-Recover設定・一括アップデート | V-Recoverの設定項目を管理コンソールで一括設定する。一括アップデートする 設定項目)環境復元や自動アップデート有効/無効、復元対象外フォルダ、貸出モードなど |
リモートコマンド実行 | クライアント上でのコマンド実行をリモートで一括実施 |
スケジュール実行 | 電源制御などの一括操作をスケジューリングし実行 |
利用ログ収集・出力 | クライアントの利用状況を収集し、CSVで出力 |
PCのイメージを管理して、一括で配信する
クローニング機能がメインのライセンス
クローニング版 機能項目 | 内容 |
---|---|
電源制御/サインイン | 電源ON/OFFやサインイン/サインアウトの操作を一括実施する |
クローニング | イメージを抽出して他のクライアントに複製する。ネットワーク経由で他のクライアントに配信、または外付けディスクを用いて他のクライアントに復元する |
アプリカスタマイズ配信 | OS及びインストールされたアプリの設定変更を一括実施 サイレントインストール対応アプリのインストール実施 |