V-Boot/V-Class導入事例・筑波大学 情報環境機構 学術情報メディアセンター様
導入経緯
筑波大学様では、情報関連教育を実施する環境や、学生や大学院生に対する一般的情報基盤を提供する「全学計算機システム」(以下、本システム)を2013年3月に更新し、運用が開始されました。
日立製作所が本システムの更新を受注し、当社は導入システムの一部としてPC運用システム『V-Boot』および授業支援ソフトウェア『V-Class』を導入いたしました。 ご採用に向けては、V-Boot導入済みの他大学の見学会等も行いました。
パートナー:日立製作所
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PC教室の様子
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図書館 閲覧コーナーの様子
導入のメリット
広大なキャンパスおよび離れたキャンパスに分散するクライアントPCの管理サーバを1拠点に集約
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本システムでは、筑波キャンパスの広大な敷地内に30箇所、および東京キャンパスの2箇所に約1200台ものPCを導入しています。
V-Bootはイメージ配信時のネットワーク負荷が少ないという特長を持っており、今回、約1200台のクライアントPCの管理サーバとして設置したV-Bootサーバを、筑波キャンパス内の1拠点に集約することができました。
また管理サーバは6台と少ない台数で運用しており、サーバ運用コストの削減を実現しています。
差分更新で1200台規模のイメージ更新も容易に実施
アプリケーションの追加やOS設定の変更などでイメージを更新した場合、V-Bootでは更新内容の差分のみを配信します。イメージはマルチキャスト配信が可能となっており、約1200台へのイメージ配信時にも、ネットワーク負荷を抑えることができます。また、学生のPC利用中にイメージを更新することができるため、管理者はイメージ更新に伴うPC教室の利用停止スケジュールを考慮する必要がありません。
そのため容易にイメージ更新を実施することができるようになり、週次でWindows Update等のイメージ更新を実施しています。
※ マルチキャスト配信は、必要な環境が整っている場合に利用が可能です。
差分更新イメージ
ライセンス管理機能により1イメージ運用に対応
本システムで導入するアプリケーションのうち、いくつかは次のような管理が必要でした。
  • 同時起動数による制限
  • 起動可能な教室を限定
  • 起動できる端末を固定
本システムの要件は、全てのアプリケーションをインストールした1つのイメージにて、上記の管理ができることでした。そこで、V-Bootではライセンス管理機能を新たに実装することで要件に対応し、1OSにつき1イメージの運用を実現しました。
各システムのイメージ数
安定性が高く、様々な運用形態に対応
約1200台のうち、9教室330台のPCは24時間稼働状態で運用されています。
24時間稼働を除いたPCでは、V-Bootの電源管理機能を利用し、閉館時間に自動的にシャットダウンを行っており、電源の消し忘れの心配がありません。
Windows/Linuxデュアルブート教室でも授業支援ソフトの利用が可能に
マルチOS対応のV-Classにより、Windows / LinuxデュアルブートのPC教室において、教員はOSの違いを意識することなく、一元的な操作で教育支援システムを利用することが可能になりました。教員が利用するインターフェースは両OSで共通となっており、また学生がどちらのOSを利用している場合でも、教員側のV-Classでは学生PCの状態を管理することが可能となっています。
また、各教室に設置されたオンデマンド印刷端末の管理用(稼働状態の確認、再起動)にV-Classが利用されています。
V-Classサーバ画面
V-Classサーバ画面
学生PC画面
学生PC画面
システム概要図
筑波大学様システム概要図
お客様情報
基本情報
創立 1973年
所在地 茨城県つくば市天王台1-1-1
学生数 16,422名(2013年5月1日現在)
ホームページ http://www.tsukuba.ac.jp/
概要
筑波大学は、基礎及び応用諸科学について、国内外の教育・研究機関及び社会との自由、かつ、緊密なる交流連係を深め、学際的な協力の実をあげながら、教育・研究を行い、もって創造的な知性と豊かな人間性を備えた人材を育成するとともに、学術文化の進展に寄与することを目的とする。
※ 学校様HPより
【注意】
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