2024年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

このたびの令和６年能登半島地震で亡くなられた方々に心からお悔やみを申し上げるとともに、被災されたすべての方々にお見舞いを申し上げます。被災地におかれましては、皆様の今後の生活の安全と一日も早い復旧をお祈り申し上げます。

昨年の国内経済は、海外需要の低迷から企業の設備投資に弱い動きがみられるものの、個人消費が緩やかな拡大基調を維持し、総じて回復傾向となりました。

情報サービス業界では、生成AIが実用段階になり、大きな注目を集めました。デジタルトランスフォーメーション（DX）を加速するための戦略的なシステム投資が拡大する中、生成AI技術を活用したビジネス創出や業務改革への取り組みが活発化いたしました。

当社にとって生成AIは、大きく２つのインパクトがあります。１つは、様々な業種や業務で、生成AIを活用したITシステムの高度化が進むと予想される点です。この潮流により、システム開発需要は今後ますます拡大していくと予想され、当社の事業にとって追い風となります。

もう１つは、ソフトウェア開発プロセスにおける優れた開発ツールとしての活用です。生成AIは、システム開発の生産性を大きく向上させることが期待されており、AIツールの上手な活用は、当社の強みであるシステム開発力をさらに高めることにつながります。AIの活用が前提のシステム開発が主流となっていくことを見据え、AIに関する取り組みを進めています。

当社は、これからも情報通信分野における専門性と卓越したソフトウェア開発力を強みに、変化をチャンスと捉えて様々な課題に取り組み、持続的な成長を果たしてまいります。

末筆ながら、本年が皆さまにとってさらなる飛躍の年となるよう祈念いたしまして、年頭のご挨拶とさせていただきます。

2024年 1月