GHG排出量可視化プラットフォーム「C-Turtle®

C-Turtleとは

「C-Turtle®」は、日本最大級のSIerであるNTTデータ社が提供するGHG排出量可視化プラットフォームです。

国内で唯一、CDPデータを含めた一次データを活用でき、削減可能なScope3の算定を行います。

GHGとは?

GHGとは、「Greenhouse Gas」の略で、「温室効果ガス」のことです。地球温暖化の主な原因となっています。

国内で唯一、CDPデータを含めた一次データを活用でき、削減可能なScope3の算定を行います。

なぜ排出量を可視化するのか?

日本を含む世界の国々が、気候変動の対策として脱炭素化(GHG排出量の削減)への取り組みを進めています。

国内市場においても、機関投資家や金融機関が企業の気候変動リスクへの対応を投資判断基準として重視しており、企業にも脱炭素化を考えて経営を行うことが求められています。

企業がGHG排出量の削減を計画し実行するためには、まず自社の現在のGHG排出量を知る必要があります。

どうやってGHG排出量を可視化するのか?

GHG排出量は、国際的なデファクトスタンダードである「GHGプロトコル」というルールを使って算定します。

GHGプロトコルでは、自社事業に関係する他社の排出量も合わせたサプライチェーン全体でのGHG排出量を考え、GHG排出量を次の3つのScopeとして定義しています。

Scope1・・・自社の事業活動による「直接排出」

Scope2・・・自社に供給された電気の発電などにかかる「間接排出」

Scope3・・・自社の事業活動に関連するその他の間接排出(他社の排出も含む)、15のカテゴリに分かれています。

Scope3は、Scope1、2と比べてルールが複雑で難しく、算定に必要な他社の情報も入手しにくい課題があります。

C-Turtleはこの課題に対し、国内で唯一、CDPデータを含めた一次データを活用し、対応することが可能です。

C-Turtle の 7つの特徴!

1.企業の排出量削減努力をサプライチェーン間に“つなぐ”仕組み

C-Turtleは、総排出量配分方式を用いたGHG排出量の算定を行うことができます。

サプライチェーン全体の排出量算定において、C-Turtleは企業の平均値(二次データ)ではなく、CDP※が保持する実測値(一次データ)を活用できるため、サプライヤーの削減努力を反映したScope3算定が可能です。

※NTTデータ社は、日本で唯一、気候変動アクションにおいて中心的役割を担っている国際的なNGO「CDP」が保持する一次データを活用できる使用許諾契約を締結しています。

2. 排出量の算定にかかる負担を軽減

C-Turtleでは、Scope1~3全カテゴリーについてGHG排出量の算定を行うことができます。

一括管理・自動での排出原単位の最新化が可能なクラウドサービスであり、複数拠点からの情報収集も容易です。

GHG排出量の算定だけではなく、水、資源、廃棄物、指定物質(化学物質、汚染物質)等、ESG・環境データも管理することができ、複雑を極めたエクセルによる計算から脱却し属人性を排除します。

3.「企業全体の排出量」と「製品・サービス別排出量」の算定を両立

C-Turtleでは、需要に応じ、「企業全体の排出量算定」に加えて、一つの製品に焦点をあて製品・サービス別排出量である「CFP(カーボンフットプリント)算定」を両立する「ハイブリッド算定」を行うことができます。

4. 報告作業を簡単に

算定したESG・環境データの報告先であるTCFD、CDP、省エネ法、温対法フロン法の電子報告システム(EEGS) の各報告形式に合わせた報告に対応しております。また、NTTデータ社は、各イニシアチブへの提出書類フォーマット出力に加え、直接CDP回答ができる仕組みをCDPとともに検討しています。

5.充実のコンサルタントメニュー

導入時の業務立ち上げ支援はもちろん、Scope3ベストプラクティス適用やCDP回答支援をはじめとする各種コンサルティングサービスと合わせ、サステナビリティ経営をトータルでご支援します。

GHG排出量算定を学ぶための動画コンテンツのご提供も行っています。

6.金融機関向けのC-Turtle® FE

金融機関向けに、PCAFスタンダードに準拠したScope3カテゴリー15算定が可能な「C-Turtle® FE」のご提供も行っています。

総排出量配分方式に対応するC-Turtleは、CDPデータを始めとした多くの実排出量データを保持しており、高いデータクオリティでFinanced Emissionsを算定することができます。

7.すべての企業にGHG排出量算定を

社会全体でGHG排出量の削減に取り組むことができるよう、企業規模が小さくツールの導入が困難な企業様にもC-Turtleを幅広く提供します。サプライチェーン下流の企業様が、自社サプライチェーン全体の可視化を行う際に、上流サプライヤの中小企業様に対しC-Turtleを無償提供する枠組みを提供しています。

また、海外の拠点でもご利用いただけるよう、英語または中国語(簡体字) での画面表示にも対応しています。

米、英、中を初めとした主要50カ国のエネルギー起源CO₂と電力排出係数が利用可能です。

お問い合わせ

資料がほしい、無料デモを利用したいなど、お気軽にご相談ください。

「C-Turtle®」は日本国内における株式会社NTTデータの商標です。